'98.7.10 記

埼玉県城館跡巡り('97.5.5)

 ゴールデンウイークだというのに予定はなく、実験に明け暮れるのはちょっと寂しいので、 近場をツーリングでもしようと思い、前日に計画を立てる。 見学するのは、主にいつも近くを素通りしているところにしよう。

 当日は良い天気かつ暑い!まさにバイク日和。 坂戸市の自宅を出発し、すぐ国道254号線に入り、東松山を目指し北上。 案内板を頼りに右折し、吉見百穴のすぐ側にある松山城跡に到着。

松山城 松山城案内板

 そこは小さな山になっていて、ふもとには岩室観音がある。ここは城の裏門だったそうだ。 戦国時代、扇谷上杉氏と後北条氏、後北条氏と上杉氏(謙信)、 そして後北条氏と前田利家らがこの城を巡って血みどろの戦いを繰り返したのだろうが、 いまは城跡周辺は完全な娯楽場となっている。 天気も良いやら、こどもの日やらで、家族連れがたくさんいる。 小山を登って本丸跡に行けるらしいのだが、人が多けりゃ車も多い、って感じで全然落ち着かないので、 とりあえずやめ。まあ松山ならいつでも来ることは出来るからね。

 次は進路を東に向け、鴻巣を目指す。目標は勝願寺。 結構迷ったのだが、JR高崎線を越えてすぐ右側にあった。ここには小松姫のお墓がある。

小松姫(大蓮院)墓(右)
左は小松姫の息子2人の墓
勝願寺

 小松姫はここ鴻巣で亡くなったそうだ。 これで3個所にある小松姫のお墓を全部見学したことになる(物好きな奴…)。

 お昼を過ぎ、暑い盛りにバイクを跳ばす。国道17号線に出て再び北上。目指すは忍城跡である。 愛用の地図に「水城公園」と書いてあるので、多分ここが城跡だろうと思い行ってみるが、なんか違う。 本当に単なる公園のようだ。あれれ?しばらく周辺をふらふらするがやっぱり違うようだ。 ふと見ると行田市郷土博物館の案内板があった。 あそこに行けば何かわかるに違いない、と思い行ってみると…、おお!ここが忍城跡なのね〜。 わかってみれば場所は簡単、国道125号線沿いではないか。ちぇっ。
 まずふらふらと城跡を巡る。白いきれいな櫓(御三階櫓)は復元であり、中は郷土博物館になっている。

忍城址案内図
忍城址案内図
御三階櫓
御三階櫓
棟門
棟門(これも復元)

 博物館に入る。学生100円也。小田原の役の時の忍城攻めのことが詳しく展示・説明してあり、 とても勉強になった。また埼玉県の変遷なども説明してあった。 こういうのって学校ではあまり教えてもらえないから、かなりの勉強になるんじゃないかな? まあ知ってても「だから?」と言われそうだけど…。 どうやらさっき迷った水城公園は、忍城の外堀だったらしい。

 そして次なる目的地、鉢形城跡を目指す。国道125号線を西に走り、国道17号線で熊谷に出る。 そして国道140号線をひたすら西に走り関越道の花園I.C.を過ぎ、左折して玉淀橋を渡り今度は右折。 とても急な坂道が続き、鉢形城跡に出る。 鉢形城跡周辺は東武東上線寄居駅からのハイキングコースになっているため、 道は狭いが道行く人たちが多い。適当な場所にバイクを止め、散策開始。
 忍城は完全な平城だが、この鉢形城は平山城であり、散策は結構大変である。 しかし、散策路自体は整備されている。本丸跡はただぽつんと表示があるだけなので、 注意しないと見逃してしまう。

鉢形城跡解説
鉢形城跡解説
鉢形城本丸址 鉢形城本丸址

 ここから荒川を望む。絶景である。 鉢形城は県内最大の規模を持つ城だそうで、今では端から端まで見渡すのは不可能なほど大きいため、 遺構も散らばっており、詳しい資料を持たない私ではすべて見て回るのはかなり厳しい。

 ぼちぼち日も陰ってきたので出発。時間があったら、もっと城跡周辺を散策したかったんだけど。 国道254号線を東松山方面に進み、今日の最後の目的地、菅谷館跡に到着。 ここは畠山重忠の館跡だそうだが、この頃の時代のことは勉強不足であまり、 というかほとんど知りません。
 併設している埼玉県立歴史資料館を見学した(学生30円)が、ここはすさまじく参考になった。 なんせ、埼玉県内の城館跡が網羅されているのだ。 う〜ん、素通りするんじゃなく、もっと前に来とくんだった!で最後に資料を購入して、菅谷館跡を散策。] 思っていた以上に遺構が保存されていて関心関心。

菅谷館本郭跡
菅谷館本郭跡
畠山重忠像
畠山重忠像
菅谷館跡解説
菅谷館跡解説

 菅谷館跡を散策し、一番奥まで行ったところで、完全に日が暮れてしまった。 街灯もほとんどなく、だんだん足下が怪しくなってきた。急いで駐車場まで戻り、家に向けて出発。 国道254号線から国道407号線を通り、無事帰宅。

 今回は埼玉県の城館巡りとはいえ、自宅よりも北側の一部しか観て回れなかった。 次の機会には歴史資料館で購入した資料を参考にして、南側に挑戦しよう。

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